林泉寺① 春日山城からの移築門&謙信直筆の額
春日山城にて春日山神社をさらっと見た後、林泉寺へ来ました。下は春日山神社の春日山城跡案内図です。案内図の右側中央付近が林泉寺になります。春日山神社を13時8分出発、林泉寺に着いたのが13時18分。地図で見ると遠そうに見えるのですが近かったです。
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おすすめ林泉寺の見どころ
林泉寺は春日山城へ来たら、必ずあわせて観光するのがいいと思います。必見です(春日山城周辺の観光スポットには春日神社や春日山神社もありますが、春日神社・春日山神社は観光しなかったとしてもです)。
- 春日山城から移築されたと言われる門(搦手門)
- 上杉謙信直筆文字の山門大額
- 上杉謙信の墓所
この3つだけで来る価値はあります(あとお土産も)。
林泉寺へのアクセス・駐車場
林泉寺の案内の前に、アクセスと駐車場について。今回は春日山神社から歩いてきました。歩いてくる途中、「上杉謙信の母虎御前の墓」という看板もありましたが、徒歩30分は嫌だと思い行きませんでした。
と思っているうちに林泉寺に到着です。春日山神社から徒歩10分ですから近いです。こちらが林泉寺の駐車場になります。広いです。しかし平日ということもあり、人は団体の人が10人ほどいた程度でした。なお奥が林泉寺です。
林泉寺の拝観料は500円(大人)、拝観時間は9時から17時です。受付でパンフレットがもらえます。このパンフレットは簡潔にまとまっていて分かりやすかったです。
林泉寺の地図です。
林泉寺〒943-0801 新潟県上越市中門前1丁目1−1
林泉寺とは?
林泉寺は1497年上杉謙信の祖父長尾能景が父の17回忌にあたって長尾氏の菩提寺として建立しました。上杉謙信は7歳から林泉寺に預けれられ14歳まで林泉寺で学んだそうです。
林泉寺にあった春日山城周辺の案内図です。右下が林泉寺になります。個人的には春日山城の様子を知る絵図(縄張図)としてはこの林泉寺のものが一番分かりやすい気がします。
その右下拡大図。これを見ると林泉寺に何があるかよく分かります。惣門、山門、林泉寺本堂、宝物殿、上杉謙信などの墓所、川中島戦死者の供養塔です。
惣門
拝観料を払うところのすぐ横に惣門があります。林泉寺本堂方面から。左が受付、右が惣門です。なお惣門は入口にあるので拝観料を払わなくても見れます。でも払ったほうがいいです。その理由は後程。
この惣門ですが、上杉謙信によって春日山城から移築された搦手門と言われています。
搦手と言えば、春日山城に地味にありました。その搦手にあった門なんでしょうか?(春日山城跡7 直江屋敷から虎口・空堀・上杉少弼入道宅)。なお春日山城には建造物は現存していませんので貴重です。来る前からこの惣門だけは見たいと思っていました。
惣門と山門。右に見えるのが山門です。
山門
受付で500円を払い中へ入ります。
山門です。上杉謙信が建てた山門は焼失しています。現在のものは大正時代に再建されたものになります。
山門のポイントは大額です。「春日山」、「第一義」と上杉謙信直筆の直筆で書かれた大額が上杉謙信から寄進されました。その額が山門の上に掲げられています。こちらは春日山の大額です。
山門を裏から見ると「第一義」と書かれた方の大額が掲げられています。こちらも上杉謙信の自筆です。
なお山門に掲げられている大額は複製です。現物は宝物館に保存されています。ですので500円の拝観料を払って拝観した方がいいです。ぼやけてますが拡大。
こちらの大額は、よく見ると春日山の文字の横に藤原輝虎の署名と上杉謙信の花押があります。
以上、春日山城から移築されたと言われる惣門と上杉謙信直筆文字の山門の大額でした。「林泉寺②上杉謙信のお墓と家紋」へ続きます。
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